Media 「商社×ITで描く、新しいキャリアの可能性」兼松シードポートで広がるエンジニアの成長フィールド

「商社×ITで描く、新しいキャリアの可能性」兼松シードポートで広がるエンジニアの成長フィールド

商社グループのIT子会社という、ユニークなポジションで設立された兼松シードポート株式会社。2025年4月に設立されたばかりの組織ですが、すでにエンジニア8名全員が「ここを選んでよかった」と語る環境が生まれています。

今回、話を伺ったのは5年にもわたる大規模プロジェクトの中核を担うマネージャーの玉利友聖さん。あえて新設のIT子会社を選んだ理由とは。そして入社からわずか4ヶ月で、プロジェクトの中核を担いながら、会社の制度づくりにまで関わる日々とは。「技術力」と「ビジネス視点」を同時に磨ける環境について、お話を伺いました。

オフィスで立つ若手男性社員(玉利さん)のポートレート

17年のキャリアを経て、新設IT子会社への挑戦

まずは玉利さんのこれまでのご経歴について教えてください。

玉利:新卒でSIerに入社し、5年ほどOracleなどのパッケージ導入を担当していました。様々なお客様先を訪問する中で経験を積みましたが、もっと地に足をつけて仕事がしたいと思うようになり、事業会社への転職を考えるようになりました。

その後、大手通信会社で、サプライチェーンのERPや基幹システム刷新に携わりました。特に印象深いのは、Apple社のiPhoneの調達システムを一手に担当していたことですね。PMとしては、大小合わせて10案件ほどを並行で回していました。

次に転職したのが大手の小売企業で、同じく基幹システムの開発に携わりました。しかし、組織が急拡大する中でプロジェクトが次々と頓挫していく状況があり、そうした状況にモヤモヤを感じて、新しい環境を探し始めたんです。

なぜ兼松シードポートへの転職を決めたのでしょうか?

玉利:理由は3点あります。1つは、商社という業界への興味です。前職にいた頃、フォワーダーや商社の方たちと接点はあったんですが、実際に商社の内側でビジネスがどう動いているのか経験してみたかったのです。特に兼松は、トレーディングを主軸とした純粋な商社ビジネスに近いと感じました。

2つ目は、設立されたばかりの会社だった点です。キャリアを重ねる中で、会社の経営や組織づくりといった、より視座の高さが求められる環境で仕事に関わりたいという思いがありました。

3つ目は、兼松グループ全体のIT案件に関われるという立場です。グループの一次請けとして、事業会社に近い距離感でユーザーと対話できます。そのバランスが良いなと思いました。

初めての業界への転職に不安はありませんでしたか?

玉利:前職で物流やサプライチェーンの経験を積んでいたので、商社の商流については一定の理解がありました。それに、母体である兼松の安定性も大きな決め手になっています。上場企業のグループ会社という安心感がありながらも、新しい組織をイチから経営陣と一緒に作っていける。その両方が揃っているのは、なかなかない環境だと思います

デスクで話す若手男性社員(玉利さん)

「ITのプロ」として、グループ全体のレビューがミッション

入社してから、どのような業務に携わっているのでしょうか?

玉利:私が担当しているのは、会計周りの基幹システム刷新プロジェクトです。Oracle Fusionを使った刷新で、私が入社した時点では要件定義がほぼ終わりそうな段階でした。

具体的には、兼松本社のIT企画部と、実装パートナーの成果物レビューを担当しています。プロジェクト全体を俯瞰しながら、PM/PLのサポート役として動いています。

仕事をしていて、難しいと感じる部分があれば聞かせてください。

玉利:会社全体でITリテラシーが高くはないため、伝える力が求められます。どう伝えれば、提案の必要性を感じてもらえるか、コミュニケーション力が求められますね。メリット・デメリットを伝えるのはもちろん、どうすれば動きたくなるかを相手の立場やポジションを踏まえて提案しています。

逆に言えば、伝える難しさはエンジニア全員が課題として認識しているので、チームで協力できるのは面白いです。ITのプロとして、兼松本体にどう提案するか、チーム全体で議論を繰り返しています。

そのような環境の中で、エンジニアとして働きにくいと感じたことはありませんか。

玉利:たしかにエンジニアにとって働きやすい環境が整備されているとは言えませんが、希望を言えば対応してもらえます。実際に私は入社してすぐに、会社の規程や制度を一覧化して、どんな規程が必要かリストを作って提案しました

実際にその要望が通って、リモートワーク制度も実験的に始まっています。すぐにすべてを揃えるのは難しいですが、「IT企業なら、こうあってほしい」という声を積極的に取り入れてくれるんです。

手振りを交えて説明する若手男性社員(玉利さん) 

役員との1on1、大企業では異例な経営陣との「近さ」

兼松グループとの関係性について、もう少し詳しく教えてください。

玉利:兼松シードポートは、兼松グループの一次請けとして機能しているので、他のベンダーさんとは違う「ユーザーとの近さ」があります。たとえば外部ベンダーは、セキュリティ上の理由でTeamsなどのコミュニケーションツールが使えませんが、私たちはグループ企業なので制約なく利用でき、兼松グループ全体の意見を容易に吸い上げることができるんです。

また、兼松グループの経営陣との近さも、特筆すべき点です。現在私は、兼松本社のIT企画担当役員と、2週間に1回の1on1を実施しています。上場企業の役員と、グループ会社の社員が直接対話できる環境はなかなかないと思います。

それはあまり聞かない距離感でのコミュニケーションですね。

玉利:兼松グループ全体として、風通しの良さがある点が関係しています。私以外にも、入社1ヶ月で役員の方から「1on1しよう」と声をかけられたメンバーもいます。兼松本体の役員が面接も担当するので、役員から顔を覚えてもらっているのです。

上場企業の役員と、こんなにフラットに会話できる機会はそうないと思います。特にグループ全体でDXの必要性があるため、兼松シードポートへの注目度も高まっているのです。

役員との1on1では、どのような話をしているのでしょうか?

玉利:ITの必要性を訴えることもあります。兼松は「デジタル商社」を標榜しているため、新しい技術も積極的に取り入れる姿勢がありますが、エンジニアの目から見ると表層的な取り組みに終わっているものも少なくありません。

1on1でそのことを指摘することもありますし、その指摘にもしっかりと耳を傾けてくれます。上場企業の役員に、直接提言できる機会があるのは、エンジニアとして大きなやりがいになりますね

自身について語る若手男性社員(玉利さん)

「開発から経営視点まで」小規模組織だからこそ広がるキャリア

兼松シードポートでは、どのようなキャリアパスが描けるのでしょうか?

玉利:当社が取り組んでいる基幹システム刷新プロジェクトは、「3階建て」の構造になっています。これは難易度や役割の上下というよりも、“どのレイヤーの課題に向き合うか”の違いだと考えてください。

まず1階部分は、基幹システムの土台となる「会計基盤」の領域です。次に2階部分は、その会計基盤の上に乗る「商社ビジネスの中核業務」の領域です。サプライチェーンや各事業部の業務フローをどう基幹システムに組み込むかを検討するフェーズで、現在はシステムの全体構想を検討しています。

そして3階部分は、基幹システムを活用して付加価値を生み出す「DX推進」です。AI-OCRなどの先端技術の活用や、業務自動化・高度化の取り組みを横断的に支援しています。2階で設計した業務と密接に連動しながら、データ活用や業務高度化を実現していくポジションです。

配属は本人の希望と適性を見て柔軟に決めますし、希望があれば別の領域へチャレンジすることも可能です。実際に、「別のプロジェクトに移りたい」と希望を出して異動したメンバーもいます。それだけ柔軟なキャリア設計ができるのは、いまの規模感ならではの特徴ですね。

エンジニアとして、どのような成長が期待できますか?

玉利:上流工程に挑戦しやすいのは、魅力的な環境だと思います。人数が少ないので、設計、要件定義、そしてPMの代わりにWBSやベンダーコントロールなど、どんどん上流工程に挑戦できます

また、兼松にはリーダークラスから、自分のチームのPL(損益計算書)やBS(貸借対照表)を管理する文化があります。自然と簿記の知識と経営の視点が身につくため、エンジニアであってもビジネスサイドの視点を大きく伸ばせる環境だと思います

将来的なご自身のビジョンについても聞かせてください。

玉利:現在のプロジェクトを進めるのはもちろん、0から新しいビジネスの創出にも挑戦したいと思っています。たとえばAIや先端技術を使って、自分たちだからできるビジネスも進めていきたいですね。

今はまさに「第2のビジネス」を一緒に考えられるタイミングです。既存のプロジェクトだけでなく、会社として新たな武器を一緒に作っていくプロセス全体に関われるのは、魅力だなと思います。

最後に、ここまで読んだエンジニアの方にメッセージをお願いします。

玉利:兼松シードポートで経験できるのは、単なる「開発の仕事」ではありません。組織を作り、事業を理解し、経営視点まで身につけられます。役員と対話し、制度を提案し、グループ全体に影響を与えられる立場でもあります。

そのためには、技術力とビジネス力の両方が問われます。だからこそ、自らの意志でチャレンジしたい方、学びを求める姿勢を持ち続けられる方にとっては、最高のフィールドだと思います。特に、商社という新しい領域に興味がある方や、小規模組織の柔軟性と大企業の安定性、その両方を求める方には、ぜひ飛び込んでみてほしいです。

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